sipponaのひとりごと
 

水銀に関するひとりごとはこちらへ

前を向く
出来た事を喜ぶ
進歩した事を喜ぼう
子供と、家族と
前を向けない時、当然有る
そういう時はとりあえず一旦停止
そしてまた動いていけばいいのだから
 

家族と言い争いした時仲裁に初めて入った娘
涙がこぼれた
だけどその少し後のどが渇いてどうしようもなくなった時
雨水の入った空き缶を口にしたらしい
娘は自閉症
教えなくては分からない事がたくさん有る
たくさんあり過ぎてお母さん時々休憩中・・・
 
 

頑張っているのは誰?
教え続けるのは私  それをいつか吸収するのが娘
時々は自分を労おう 「よくやっているね、頑張ったね」
そして時々は子供を労おう 「よくやっているよ、頑張ってるね」
頑張りは出来る時に出来るだけ
 
 
 

「加減」が分からない
「曖昧」 分からない
「感情」 分からない
「繋がり」 苦手だね
「我慢」 まだあまり出来ないよね
「先を、今を考えること」 これもだね
「今すること」 忘れちゃうよね
(これ長いです)
 
 

娘の側からの娘の世界は・・・
 

なんだかよく分からない事だらけで私いつも困ってるの

おこられるとすごくこわくなるんだけど

みんなからおこられてもどうしておこられてるのかも分からないし

そういうときにどうすればいいのかなんかもぜんぜん分からない

今することだって他にいろんなことが私気になってしまうし

見たいと思ったらそこへ行くし、したいと思ったらすぐにしたくなる

それが私 いつもお母さんに「勝手にしない、言ってから」とか

言われちゃう だけどいつも自分でうごいちゃう その方がらくなんだもん

がまんは出来ないよ だって私とてもストレスによわいんだから

つながり、うーんいまべんきょう中 でもちょっとにがて

かげん??わかんない あいまいもわからない かんじょうってなあに?

・・・・こんな感じ??
 
 

解決法(になるかどうか?あくまでも我が家の場合です)
 

「加減」が分からない

色んな事には「こういう場合」と「そうでない場合」が有る事を教える
物事はけしてひとつではなく、色んな場合と幅が有る事を少しづつ理解させる
固定観念を持ちやすいのでそれを崩す
もっと具体的な「加減」に関してはひたすら教える
「ふりかけを掛けたご飯の混ぜ方=おおきく5かいくらい」とか
(言わないとふりかけがまんべんなく全体的に均一に混ざるまで混ぜる(^^;))

曖昧に続く
 

「曖昧」が分からない

加減に出た「おおきく5かいくらい」のような『〜〜くらい』
のような曖昧な言い方を頻繁に使うようにする
時間などにも使える『だいたい2じごろにむかえにいくから』のように
もしきっちりしないといけない場合『2じごろ』は2時プラスマイナス
5分とか10分とか設定しておくといいと思います(親は大変ですがキッチリ
2時よりは楽に)実際これで大騒ぎしていたのが年長の頃
迎えに行くと
「ギャー!!2じ!2じ!!」
 訳(2じにくるっていったじゃない!!今もう2じ13ふんだよ!2じにもどって2じにきて!)
カチカチ頭の(失礼)いや、それが自閉症なんだよね
具体的すぎる程具体的でないと分かりにくい頭なんだよね
(当時時間にこだわりが)

「どっちでもない」事も教えてみるのもいいかもしれないです
物をいくつか置いてそこに無い物をわざと言ってみる
くだものはどれ?どれでもないよね、で笑う
(これがお子さんのストレスになるのならまだしない方がいいです)

好き、きらいの間に「普通」とか「どちらでも無い」とかいう選択肢、
この概念ですね

あと具体的でない曖昧な表現法を時々使ってみて解説する
解説する事が大事だと思います
「言葉上ではこうだけど、実際はこんな意味」という事
この辺りは年齢に応じて往々に
 
 
 

「感情」が分からない

教えるしかないです、もうこれは
泣いた→「これがかなしいだよ」
笑った→「うれしいね、たのしいね」
怒った→「おこってるの?」
自分の気持ちに気付かせる
これやりだすと意外に難しいです
本人の感情が表に出にくい事もあるからかもしれないです
(回数が少なすぎて教える機会が少ない)
実際にするなら「わらって」→「たのしいね」の方が実用的かもしれない
自分の気持ちをまず理解させる
 

それが進んできたら
「みーちゃんがわらうとおかあさんもなんだかうれしいな」
「あの子わらっているね、うれしいことがあったのかな」
自分以外の人との感情の繋がりを教える
 

それから
「みーちゃんがこういう事をしたらお母さんはどんな風に思うだろう」
「おともだちの物をさわったらおともだちはどう思うだろう、なんかイヤって思うんじゃない」
人の感情に気付けるように 自分の行動から人の気持ちに繋がる事が分かるように
これは出来れば絵が有る方が分かりやすいと思います
 

「繋がり」苦手だね

場面の繋がり
人との繋がり
色々苦手な繋がりが有ります

場面の繋がりは
「雨が降ったら洗濯物を〜」「いれる」
「雨が降ったら長グツを〜」「はく」
「おとうさんいまかいしゃかな?」見えない事について質問する
「いま学校でみんな何してるのかな?」(休んでいる時)
バラバラな場所を繋げるような事を言う事でなんとかならないかと・・・
 

人との繋がりは
ひたすらルールを入れていくことでしょうか
まずは身近な人、家族から、そこから何年も掛けて少しづつ広がって
いくものかなと思っています ここの所が難しいのでゆっくりやります
 

「我慢」 まだあまり出来ないよね

これはどうすればいいんでしょうね
思いつくのは「待て」とか(窮)
でも待てる事は本当に大事な事で覚えても悪くない事なので
「1分」「3分」「5分」「10分」と何か設定して待たせることをしても
いいかなと思います
私がしたのはスーパーで今居る場所から少し離れた所の物が
欲しい事に気付いた時などに「2分で戻ってくるからここで待って」でした
もちろん戻ってきた時には動いていますが、それなりの場所で待てた
時には思い切り誉めます
 

失敗が苦手→固定観念が脅迫化→失敗すると大騒ぎ
失敗は成功のもと、この言葉が分かる頃には収まってくれないか
「失敗しても大丈夫」、これは今はまだ難しそうです
「失敗は失敗」でしかないんでしょう
「失敗しても泣かない、つぎがんばる」が今の課題です
学校でもこれを発表したそうです  頑張ろうね
 

「先を、今を考えること」 

「これをこうしたらどうなるだろう」
「これをしなかったら、わすれたらどうなるだろう」

結果を考える  こういうのはパターンで割と入りやすい
ただ「おかあさんとはなれたらまいごになる」「まいごはこまる」
と言えてもどうも迷子の概念が薄いらしい
迷子になっても泣かないし、もちろん困らない
「まいごになったらどうするか?」を教えた方が実用的なのではと思う今日この頃
パターンで入っていても実際の様子とはかけ離れている事も有るので
そういう時はもう少し突っ込まないと真の理解には繋がらないように思っています
 

(ついでに少し迷子対策、少々装置が必要なココセコムや携帯のいまドコ
サービスやココセコム付きの携帯が安全面ではいいと思います

初期費用は7,000円程、毎月の費用は500円でインターネット、携帯からのの検索は
月に2回まで無料でそれ以上は1回100円です 詳細、申し込みはセコムのホームページで
オンラインでの申し込みは人向けサービスプランのページの右上から

多動が少し軽減してきた時に注意を促す為ならアンパンマンのブザーがいいと思います
娘はこれで「迷子になる事はいけない事」とようやく理解してくれました
離れると親側から音楽が流れます 親側ではなく子供から鳴ると探す時に
便利なんですが でも「わたしがはなれたらおんがくがなる」「それは
いけないこと」が分かっただけでも使って良かったと思います トイ○らスや
玩具店で売っています 確か2,000円位 アガツマ製、キティちゃんの物も出たみたいです)
 

「今すること」 忘れちゃうよね

紙に書きます 忘れないように 出来たら丸をつけるとか
親のはな丸とかコメントも入るといいです
シールも貼れるようにしたりし、これがある程度溜まったらごほうびもいい
学校に入ってからこういった関係は増えてきています
結構いいです  専門用語では支援ツールと言うようです
 

本人の困難な所を補う為のツール、とは言っても難しい物ではなく
静かにしなくてはならない所で「おくちはシー」と 絵や文字で示してあげるとか
触ってはいけない物に手のイラストに バッテンを書いた物を貼るとかそんな事です
この辺りは「光とともに」(秋田書房)の小学校編でたくさん出てきていましたので
その辺りも参考にされればいいのではないかと思います

(余談ですが触って欲しくない場所に「ここはおかあさんのばしょです
さわりたくなったらおかあさんにきいてから」と貼ったらなぜかそこは触らなくなりました
聞いてくれたらいいんですが、聞かずに触らなくなりました(らしいですね))
 

耳から入る情報は「残らず流れていく」(こういう子は言葉の記憶を留める事が出来にくいので)
目から入る情報は「残る」とある先生から教えて戴きました(その通り!)
苦手な事を少し分かりやすく支援してあげる事で「本人が自分で出来る事を増やす」
「それしなさいって言ったでしょ、何度言ったら分かるの?」ではなく
「紙を見て、何をするんだった?」に
これの繰り返しで紙から「自分の頭」になってくれるといいのですが
 
 

我が家でしている簡単な構造化

「ここはさわらない」         触ってはいけない場所に貼る
「あさのじゅんびひょう」      朝の支度の一覧表
「しゅっぱつのじゅんびひょう」  学校に出発する前の準備
「じかんわりのあわせかた」    時間割を合わせる手順
「チャレンジひょう」   今からする事を記入し、出来たらシールを貼り私がコメントを書く
「じゅぎょうちゅうにちゅういすること」  授業を受ける時のルール、マナーをノートに貼っています
 

これらは学校に入る少し前から少しづつ始め、生活の中で困難なことが有った時に
考え生まれてきた物です

最近も冷蔵庫に『「ジュースがのみたい」と言おう』の張り紙をしたばかり
自分でコップに入れて飲むのはいいんですが、「言ってから飲む」事を
徹底させたいのでこうしました
『自分の家だからいい』は多分通用せず、我が子の場合他の家でも
してしまう恐れがあるのでする事に

視覚化する事を最初聞いたり見たりした時はそこまでしなくてもいいのでは・・・と思いました
ですが、実際に使い出すとこれがよく効く
やはりこういう子は聴覚より視覚の方がよく効くようです
最初多少の手間は掛かりますが
それに時期が有って、いつでも始められる物では無く、その子の時期が有ります
もしその時期かなと思われる時にはぜひ始めてみて下さい
TINKERBELLに具体例がいくつも載っています

後カレンダーに予定を書くのもいいです
されている方、お子さんに大好評のようです
子供用のを一つ作ってあげたらいいと思います

一日のスケジュールを書くボードなどもう使っている方もいらっしゃるかもしれませんね
一日の流れの見通しが付きにくい時期には重宝すると思います
 
 
 

自分の姿

周りが見えてくると自分も少し見えてくるのかもしれない
自己否定感のような物が見え出してきた
『みんな得意な事が有って、苦手な事がある
出来ない事もすぐに諦めないで少しづつ頑張ってみよう』
娘には難しい事だけど分かっていってもらいたい・・・
 
 

笑い

笑いの効果を知っていますか?
笑うと毛細血管にまで血が行き渡るのだとか
血流が悪くなるとそれだけで様々な病気を引き起こす要因になるのだそう

リウマチで薬が手放せない患者に思い切り笑ってもらう場を作り
(2時間位だったかな)
その結果痛み止めがしばらく必要でなくなった方も多かったとか
不思議な事に免疫機能にもいい影響が出るそう

気持ちが変わるだけでは無かった
自分の為に、子供の為に笑う時間を作ろう
 
 

いっしょにあるこう

「わたしおかあさんといっしょについてあるくね」
そう言ってきた娘、実際にはまだうろうろとしているけれど
「そう言ってくれるとお母さんとてもうれしい」
そう言うと嬉しそうにしている
・・・・がんばって「いっしょにあるこう」
 
 

検索サイト

自閉症
発達遅滞

どちらでも出てくるようになってきた私のサイト
知らない間に自動登録されているみたいです
見て下さる方が元気になれ前向きになれますように

私は比較が苦手です お子さんは本当にそれぞれ異なります
比較だけはどうぞご遠慮下さいますように、お願いします
 
 

違い

自閉症やその周辺の子供を見ていると思うのが
本当に色んな子供が居るんだなと思う
だけど違うように見えて根本的な部分は同じとも思う
 
 

下の子供

兄弟児が3歳になるまでの育児は本当に大変だった
療育の場にも多動児と抱っこ児を連れて行ったり来たり
3歳になったら下の子の反抗期が始まった
イヤ、ダメ、ごめんっていわないとゆるさないから!
(下の子の主張)
自己主張が激しすぎてぐったりする日も
「お姉ちゃんがそういうタイプじゃなかったからね」とは
娘の園時代のお友達のお母さんの弁
個性が違う2人の子
それぞれ自分の道をゆっくりと歩んでいって欲しい
あわよくば仲良く・・・・お互いを理解出来るように
 
 

フェアリー、永遠の仔

ネットで自閉症関係を検索していて見つけた言葉
単語だけでは説明が付きにくいですが
だけどなんとなく分かってもらえるのでは

生まれながらの妖精、そしてそのまま生きていく子なのかもしれない
 
 
 

ハートウォームな人

・・・は自閉症の療育者としては向かない
・・・・・・とある先生が仰っておられました

・・・・・・・・・なるほど
妙に納得しました

表は「クール」に、そして「根っこは暖かく」行きましょう>私
感情はきっと後から付いてくる 
 
 

クールな子

逆に自閉症の娘を見てみるとクールに見えない事もない
最近は色んな感情が出てきたようだけど
感情に疎く、我が道を突き進む娘、人の事はあまり眼中に無い

その世界を尊重しながらこの世界のルールに従ってもらうのは難しい
あと少しだけお互い歩み寄れるように
今までそう思ってきたのだけれど
だけど今日もまたきっと・・・・・
時間が掛かるけれどやっぱり教えていこう
だけどきっと頭が違うんだろうなとも思ったりもします
堂々巡りかも
 
 
 

誉めること

誉める事はある時はたやすく、またある時は難しい
不注意が圧倒的に優勢な娘は「良くない行動」が目立ちやすい
ぐっと我慢・・・・が出来ない時がある
誉めの効果を分かっていながらもついお小言が出てしまう事がある
また気持ちを切り替えてたくさん誉めよう(親もまた修行継続中)
 
 

欠席

入学してから1年の間、欠席が多かった
園時代と比べ驚異的な程の長い在校時間
新しい環境に、カリキュラムに、お友達に全てに慣れるのに時間がとても掛かった
疲れ果てて(疲労が出にくい 出たと思ったら限界だった)荒れた時期も有りました
(無理させたと休ませたら癖になりかけて慌てて修正しました)
1年掛けてようやくリズムが出来たようです あまり疲れなくなりました

そうじ、休み時間、トイレ、教室間の移動、お友達との接触、授業中の態度
宿題、時間割と明日の用意、朝の支度

これらの全てが娘の課題となりました

幼稚園の時には用意なども自分でする事がなかなか出来ない状態
学校に入りここを積極的にさせてみました
「つかれた〜」や「あ、わすれてた」を言いながら一生懸命に頑張っています
私も様子を見ながら時々サポート 疲れている時もあるものね
「じかんわりはおかあさんしておいたよ」「ありがとう」
(言わない時にはもちろんプロンプト これも大分減ってきました)
 
 

コミュニケーション障害
社会性障害
発達障害
情緒障害
微細脳機能障害
広汎性発達障害

色んな表現があります
どれも「自閉症」を的確に表現出来ているとは思いません
そういう意味では自閉症という名称もそうかと・・・・

個人的には情緒障害だけは語彙的に認められないです
身体的な問題や感覚の問題などが根底に有り、人と違った物事の理解を
する事で生じるパニックなどを情緒の問題とするにはかなり無理が有ります
自閉症を情緒の問題とするのはおかしい

色んな障害の集合体が自閉症というカテゴリーなんだと理解しています
他の名称の障害とも複雑に絡んでいる事も有り、自閉症と区切ってしまっても
いいのかなと考える事もあります
(目立つ部分がその方の障害名になるのでしょうが)

自閉症や高機能自閉症、アスペルガー症候群などの診断に加えて
協調運動障害、微細運動障害、関係性の発達障害、聴覚障害、味覚障害
視覚障害、注意困難、知的障害、学習障害などの項目から
当てはまる物を明確に示す必要は無いんでしょうか
診断時に自閉症と言われても「どこがどうなのか」がいまひとつ分からないといった
事を経験していないでしょうか

それから知的に普通程度とされる高機能自閉症の場合でも自閉症としての
困難がかなり大きい場合が多数有ります
ここがずっと見逃されてきたようにも思います
『話せるが困難な自閉症児』もたくさんいるのです
むしろ高機能児の中に「とびきりの困難を持っている子供」が存在する事を
知ってもらいたいと思っています

この子達の問題を知って欲しい
障害児の該当とならない現状、福祉の対象になる事が出来ない現状
でも多くの様々な困難を子も親も抱えている事があります

生涯に渡って大なり小なりフォローが必要な子供達です
私は高機能自閉症=軽度の自閉症とは思っていません
知的部分と自閉症の困難は別です
IQ150でもCARS30以上の場合が有るという事
知的に軽度で自閉症的に重度の場合も有り得るという事です
そういえば私の子、視覚がいい為にIQが高く出ていた時期が有りました。
知的面に高い時の方がCARSの得点が高かったです(自閉症度が高いという事)
ここなんですよね 理解されにくい所かも
 
 

辛いかったこと

例えばテレビ番組「笑えてこらえて」の中に出てくる幼稚園児の出てくるコーナー
見ていて辛くなった事はありませんか

今は素直に見ていて笑えます
いいな、こういう子供達と笑って言えます
我が子は我が子なんだ
もう比較はしない

下の子供に社会性、関係性を早々と追い越され、そのあまりの個性の違いに
それぞれがそれぞれの個性だと受け入れざるを得なかったのかもしれません
 
 

「普通」を目指していました

今は「今より少し上を目指しています」
QOL、高めましょう
生まれつき超個性的な子です
個性派でいきます
 
 

大事なのは

何だろう
色々有るけれど
あまり期待し過ぎない、ほどほどに
親が元気であること
今の事で落ち込みそうになったら数年前、数ヶ月前と比較して成長を探す
どうしてもどよよんとしたら美味しい物でも食べたり同じような立場の人などに
話を聞いてもらい気分を変える
問題行動は原因を探り良い行動となるように変化させる(スモールステップで)
子供の困難な場所を見極める
日々の生活をよりよくする為に工夫を計る
「スモールステップで」何事もこれに尽きるのでは 
子供のペースを見極める
日々の変化に敏感になる(体調、成長、悪化など)
子供の悪い変化に巻き込まれない 冷静に
一喜一憂しない
喜んでもいいけれど落ち込まない 
比較は昔の自分の子供と
短期計画と長期計画を立てる
傾向と対策を練る

こんな感じでしょうか
 
 

本人の情動を育てる

基本は「ありがとう」「ごめんなさい」
次は「うれしい」「かなしい」「くやしい」「おこってる」
その次は「おかあさんがうれしい」「わたしがかなしい」
その次は「わたしがうれしいとおかあさんもうれしい」
なかなか難しい所でどこまで進んでいるか不明です
 
 

おてつだい

手伝いをして喜ばれて自分も嬉しいという体験を増やしたいと思っています
反対に人から手伝ってもらった時にも喜びを感じてもらいたいと思っています

人との関係の中で喜びを感じられるようになるといいと思うんですが・・・
 
 
 
 
 

雑草

時々庭仕事をします
毎年は出来ない事もあってその分やれる時には雑草を取り
伸び放題になっていた蔦を切り、冬を越した植物の傷んだ部分を取り
土を耕し肥料を混ぜ買っておいた新しい土も入れて混ぜ空気を入れ
それから買っておいた花の苗を植えます 結構楽しいです 
小さな庭なのでやれば数時間で出来てしまいます
結婚した当初は観葉植物すら育てるのが下手でした

雑草を見ていて思うのがなぜか娘の事
何年前だったか「逞しく、雑草のように逞しく育って欲しい」と思った事が
あってそれからかなと思います

雑草を見ていると思った以上に知恵を持っている事に気付かされます
いつの間にか人があまり通らない場所に根を下ろし背の高い草花の横では
自分も背を高くし(同じ種類でも背の高い草花の横にある雑草は高さが高いです)
低い草花の所ではなぜか横に広がっています。
周りと高さを合わせ形を変える知恵を見て「面白い」と思いながら
「うーん雑草は周りを見て合わせるのか、高度な」と思っていました

でも雑草のように、と思った気持ちは変わらないです

多分これから本人には色んな事が起こるはず
それはいい事もあれば苦難もきっと多いはず
だけどしっかり根を下ろす事が出来ればきっとなんとかやっていけるのではないかと
そう思っています

母は雑草が根を下ろせるように土をたがやし空気を入れ肥料をこっそりと入れて
・・・待っています
 
 

注意

娘の一体何が問題だろうと考えると
『注意が向かない、続かない』という事と『物事を記憶してそれを生かす事が出来ない』
この2点がかなりのウエイトを占めているのではと思っています

赤ちゃんが言語を習得するのにはまず人に注意を向け
聞く、見る、覚えるを繰り返してそのうち使い出すのだと
注意を向ける事が出来なければ言葉を覚える事が出来ないのは理に適っている

最初に注意を向ける、こちらに意識を持ってこさせる
その状態の時に言葉を入りやすい形で(実物と一緒にとかカードを見せながら)入れていく
こう考えると向かい合ってカードで療育というのはこういう子にはピッタリな方法なのだと思う

よく思いました 目に見えない部分が本当に理解が難しいと

聴覚が弱く音声入力が途切れ途切れになったり、急にボリュームが上がったり下がったり
(これはMs.D.Williamsの例)するような子、聴覚が弱い分だけ視覚が発達したのでは
ないかと思っています

その証拠かどうか聴覚が発達してきたと感じるようになってきた頃(歌を歌詞なしで歌ったり
長文の聞き取りが出来るようになってきた頃)から視覚的にいい面は以前程飛び出さなく
なってきたように感じていました
視覚がいい場合には視覚を生かした接し方が聴覚の悪さを補える事もあると思います
(何度も書いてますが)

物事の記憶が出来にくい面も書くことでなんとか補っています
注意にしても記憶にしてもフォローをし、それを根気強く続けていけば、と

親も注意と根気が要りますが
 
 
 

体質

どうも体質に問題が有りそうだと気付いたのは小学校に入ってから
体が弱いという表現が有るけれどそれが当てはまるのではないかと
幼稚園の時には体が弱いとはあまり感じなかった アレルギーも無いと思っていた

顔色が白いので(あと時々青かったり黒味がかかったり)内臓が弱いか
血流があまり良くないのではないかとは以前から感じていたんですが・・・

学校に入ってから体力が無い、すぐに疲れる、疲れると暴れる事が多くなるの悪循環
更に様子を伺っていると調子がおかしくなる時は大体いつも季節の変わり目の
春と秋頃に1〜2ヶ月の調子がおかしい期間があることに気付く 
大体3〜4月と10〜11月
何かに対するアレルギー?と疑い出す 
この時期には感覚が過敏になっている感じがする

私の花粉症が発症する時期に娘も機嫌が悪くなる事が2年続いた 
具体的に言うとうわの空、ボーっとする、反応が鈍い、独り言ぶつぶつが目立つ
人に対しての話しかけがほとんど無くなる、癇癪が出やすくなる、等
そしてスギ花粉の飛散が終わる頃からまた少しづつ元の状態に戻るようです
アレルギー検査はまだしていないもののこの時期は目が腫れるので(そして痒がる)
試しにともらった抗アレルギー剤を飲ませてみると日々のパニックや感覚、神経の
過敏さがかなり緩和されたように思います 機嫌良く過ごせるようになってきたと思います
 



水銀、鉛等の有害金属もかなり体内に抱えているとか・・・
(毛髪検査は届き次第公開出来そうであれば公開します)

これらを減らす事で鋭い感覚で辛いことが減ればと思っています
主人が「どうして体に金属が溜まるんだ?」と聞いてきましたが
・・・すぐには答えられなかったです 少し考えて
「免疫や代謝が悪くて溜め込みやすく普通備わっている解毒、排出作用が
あまり働かいていないんじゃない?」
「妊娠中に私から行ったのかもしれないし溜め込みやすい体質なんじゃない?」
「海洋汚染とか広まっているし食べ物からも入ってくるだろうし、アメリカでは工場の
排気汚染のひどい地域でこういう子が多く生まれてくる場所があるそうだし」

考えてみればどうしてなんでしょう
同じ生活をしていても多い、少ないが有る
やはりなんらかの体質的な問題が有り「溜め込みやすい、排出が出来にくい体質」
ではないかと疑っています
 
 

上記は2002年2月頃に書いたものです
 

その後出た毛髪検査の結果はこちら
(娘だけでなく実際に行った方数名のデータも載せてあります)

結果を受けて始めたサプリメントのページ

水銀排出に関する私の私見

水銀排出に関しては疑問の声もあるようですが議論をする前に
興味を持った方は一度毛髪検査を行ってみてください
それから考えてられてもいいのではと思っています
 

(2004年3月追加)
 
 
 

ホームページ

開いてから3年が経とうとしています
その間に娘には色々な事が有りました
進んだり止まったり後戻りしながらのゆっくりな成長でした
私にも様々な出来事が有りました
主に自分との葛藤・・でしょうか
それから悟りました
何を悟ったか?
ただ目の前の現実を現実として受け入れた、それだけの事かもしれません
そしてつたない私のホームページにたくさんの方が訪問して下さいました

娘と付き合いながら自閉症の事をゆっくり知っている未熟な親ですが
よろしければこれからもお付き合い下さい

自閉症の世界は深いです
深さを知れば子供と共生しやすくなるはず

よろしければご一緒に考えていきましょう・・・
この子達の事、私達の事・・・
 
 

これからのこと

療育も大事だけど(特に幼児期)支援も大事になってきます
私は今両方を考えながら過ごしています

学校に入ってからの様子を見ていて学校以外に本人が自分のペースで
関わる事が出来る仲間が居ればと思うようになりました
学校の同学年の子供達は娘には付いていけない事が多いようです

それからこれからの学校の事、就労の事
通信制の学校、学習障害児を受け入れている学校、塾なども視野に入れて考え始めています
念の為に書いておくと後ろ向きではなく前向きに、です
普通学級がベストとは思わないので
もちろんそこでやっていけるのであれば配慮は要りませんが
ただ・・・今の環境を少しでも良くする為に動く事は少しづつやっていきたいと思っています
子供の事を知ってもらう事から・・・

何が出来て、何が出来ないのか
どんな職業が実際に就労する時に可能なのか

職業の選択の時がもし来たらその時にはどこかのお力を借りたいとも思っています
何もサポート無しで就労させる事は今は考えていません

ドラマ「君が教えてくれたこと」の繭子を見て一番印象が強かったのは就労の事でした
難しいなあ・・・と、正直そう思って見ていました

就労よりもとりあえず目の前にある学校、なんですが
学校に入るまではあまり考えた事は無かったんですが「お仕事」を考える事が増えました
 
 
 

冗談

下の子供がでたらめな子で困る事が多い我が家です
なぜ困るかというと(ご存知の方はここでお分かりでしょうが)
上の子が「完璧ちゃん」だからです

でたらめというか認知が年齢相当な為に起こるんですが
数の概念がまだ1〜20しか分かっていない時に身長の話になった
所で「120センチ」などの数字が分かる訳も無いですよね

自閉症の娘が「お父さんはしんちょうなんセンチなの?」といつものように
唐突に聞きました

「ひゃく○○センチ位かな」
「お母さんは160と何センチ?」
「お母さんは160と○センチ」

とこうなった所で下の子が言いました
「おねえちゃんは〜「5」」
・・・・・・5?(また始まった)
またこれが自信満々に言うのです

困ったと思いつつ(調子が悪いとこれだけでパニックになる上の子)
「じゃ、おねえちゃんが「5」なら○○(下の子)は「3」だね〜」
と笑って言うと姉まで「え〜〜3〜〜?」と笑っています

助かった
「冗談」になってる

冗談が通じるようになるまでには道のりは長いだろうけれど
こんな風に笑えたら・・・と思っています

笑ってごまかそう、相手が笑えるようになったらしめたもの
(こんなでいいのか)
 
 

元気の素

私の元気の素って何だろう

少し考えて結論
子供の笑った顔
これがまた一芝居打たないと見れないんだな・・・

もっと見せて、可愛い笑った顔
 
 

こっちを向いて

光とともにでも1歳半検診のシーンで出てきたこのセリフ
何度言ったことだろう

音声だけで無理な事が多いので両方の手を両方のほほに当てて
こちらに固定させる 
こう書くと無理やりっぽいですが支える感じでやっていました

何か指示をする時にもこうすると入りやすかったです

同じく目を見て、顔を見て、ここを見て(鼻を押さえたり)なども
何百回何千回したことだろう

その場その場でやっていかないといけない
そう教えて下さった方がいました

私が療育やっていたのって「こっちを向いて」欲しかったからかもしれないです
 
 
 

ガラスのコップ

娘に長い間持たせられなかった物がこれでした
その昔、自分でほ乳ビンを持たない子でした
持つようになったのは1歳は過ぎていたと思います
腕、手の神経の発達が遅かったのだろうと今ではそう思います
(自分の手を動かしてそれを見るという事をしないまま大きくなった子でした
これで自分と他の人との区別を付けていくと聞いた事があります)

少し大きくなりマウスをなかなか動かせなかった4〜5歳頃
傘を持つ事が上手く出来ない4〜6歳頃
両足ジャンプが上手く出来ない2〜5歳頃
階段を交互に登る事が出来ない2〜6歳頃
片足で立てないなどなど粗大運動はいづれもとてもゆっくりな成長でした

ガラスのコップを手で持てるようになっても不注意の為に割ってしまう事がよく有りました
父親のグラスに手を出しよく割ってくれました
しばらくはガラスのコップが使用不可になりました

今は「おとさないようにはこんでね」と言うとお茶の入ったガラスのコップを
ゆっくり気を付けながらテーブルまで運びます
時々様子を見ながらまた色々チャレンジさせたいと思っています 
 
 
 

『かっこいい1年生』

1年生になる前後によく使っていた言葉です
「かっこいい1年生になってね」
「1年生ってかっこいい〜」
第1子の入学、親も緊張して気合が入っていたんでしょう
今年2年生になりました
特にこのセリフを使うつもりは無かったんですが
本人がどうも言って欲しい気配?時々誉め言葉に使っています
「2年生はかっこいいね 〜〜が出来るもんね」
プレッシャーにならないような言葉にしたいです
 
 
 

多動

多動の有る子の場合親子の愛着形成が遅れるのだそうです
それがいつ頃になったら結びついてくるのかというと
やはり多動が収まってくる小学校中〜高学年辺りだということでした
結局多動が有ると親はいつも落ち着く事が出来ない
飛び出し、うろうろ、行方不明(程度はもちろんあるけれど)
それが日常いつもそうなのだから愛着どころではない
子供はと言えばいつも何かに気を取られていて親への興味が出にくい

最近は本人の本人らしさの部分を認めてあげられるようになってきました
少しは多動も落ち着き、私も少し安定が出来るようになってきたのかもしれないです
早く落ち着きたいものです
多動でない娘ってどんなだろう・・・・今は想像出来ないです(笑)
 
 
 

免疫高め茶

掲示板で一度簡単に書いた事が有るこのお茶(ハーブティー)を娘と一緒に飲んでいます
娘にも私にもいいような感じがします 

買った薬局のブレンドティーなんですが、自分で詰めた方がたくさん作れると聞き
それぞれのハーブを買って子供と一緒にお茶パックに詰めました。

それぞれの名前と薬効は

エキナセア  
免疫亢進、抗細菌、抗ウイルス、抗真菌 

エルダーフラワー 
発汗作用、抗アレルギー作用

シソ葉  
最近抗アレルギー作用が注目を浴びている
漢方薬では気剤として落ち込む時期などに使ったり
気分を軽やかにするための処方に使われてきた生薬
 

この3つを私が適当にブレンドしてティーパックに入れ煮出しています
痛みやすいようなので冷蔵庫に入れて保存して1〜2日で飲みます
ブレンドはエルダーフラワーは1袋に入っている量が少ないので少なめに
エキナセアは一番量を多く、シソ葉は両者の中間位の量にしています
少しシソの味がするんですがまだ飲みやすくお茶代わりに飲んでいます

エキナセアは(エキナケアと呼ばれる事も)抗ウイルス作用がインフルエンザの時期に
用いるといいと有名なハーブだそうで花粉症対策にもいいそうです

お互い少しのアレルギー持ちで、娘はよく気分が昂ぶる事が有るのですが
飲みだしてからお互い調子がいいです
気剤ともしていいかもしれません ストレスが少なくなり気分良く過ごせている気がしています

検索などでどこでも買えるハーブと思いますが
私が買ったのはここです
http://member.nifty.ne.jp/kinone/

メールでの対応も早く発送も迅速でした、お勧めです
 
 
 

サポートブック

・・・を意識し出したのは光君のコミックス2巻を読んでから
ちょうど保育に預ける機会が有り『作ろうかな?』と思い項目を書き出した所で
タイムアウトに
時間が少な過ぎました

今、これを作る機会に恵まれ勉強中です 
頑張って我が子の為の1冊を作りたいです
 
 
 

抗アレルギー剤

アレルギーから目が腫れる時期に本人の感覚が過敏になり機嫌が悪くなってくる
というのを前にも書きました

実はこの話を自閉症支援センターの方に話したらなんと成人自閉症者の方にも
全く同じ事が有るらしいのだそうです

とても驚いたのですが・・・・

そこの方のお話だとアレルギーがひどい方には春だと2月頃から
抗アレルギーの薬を飲んでもらってアレルギー、花粉症予防に努めるそうです
そうすると春の時期にアレルギーが少ないし、パニックも起こりづらいのだとか

抗アレルギー剤を今年から飲み始めたらパニックが軽減したと言ったら
そんな話になりました

自閉症の深い世界
謎が全て明かされるのは一体いつなんでしょう・・・・
 
 
 

普通級

親子で荒波に飛び込む覚悟をして入った場所です

1年が過ぎようやく安定した学校生活を送れるようになってきたと思います
ただ気になっているのはクラスのお子さんの理解
説明していかないと分かっていかないと痛感します

クラスのお子さんにも説明したりお願いしたりしましたがまだ不十分に感じています
もし「どうして○○ちゃんは〜〜なの?」と聞かれる事が有ったらチャンス
説明し、時にはお願いもしながらやっていきます

担任への説明も担任が変わる度に行っていかなくてはなりません
サポートブックを作り、内容を時々見直していくやり方がベストではないのかと思うこの頃です
文書もなかなかいいと思うんですが

子供向けのサポートブックも出来れば・・・と考えています 
出来るでしょうか・・・・頑張りたいです
 
 

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