補足

就学の手引きより

私達の国では、原則的に何らかの障害を持つ子が普通学級に入学する
ことはありません。障害を持つ子は、「特殊教育」の対象なのです。
障害を持つ子が障害を持たない同世代の子と関わりを持つ機会は「交流」
の場で保証することになっています。「統合教育」は公的に認められていません。
しかし、現実に障害を持ちながら普通学級に通っているお子さんはいます。
また、「統合教育」の理念を推進する組織もいくつかあります。
 

名古屋市の入学手続き
*障害児学級
保護者は居住区学校に、入級希望を申し出る。
校長は、設置校に連絡し、資料を送付する。
指定日に設置校で面接及び、教育センターの専門医等の検査を受ける。
資料をもとに、入級の審議を行う。
設置校校長は、保護者・居住区校長に、入級承諾について通知する。
保護者は入学承諾書を区役所市民課へ届け出る。

*市立養護学校(精神薄弱)
保護者は居住区校に連絡し、「入学願」を養護学校へ提出する。
居住区校長は、就学指導資料を養護学校へ送付する。
審議に必要な資料を作成し、養護学校専門部会へ提出する。
資料をもとに審議を行う。
養護学校校長は、審議の結果を保護者に知らせる。

*県立養護学校(肢体不自由・盲・聾)
保護者は居住区校へ連絡し、校長は県立養護学校へ入学する者の通知
並びに心身障害児童生徒就学個人調査票の写しと、医師の診断等を
市教委学事課長へ提出する。

#就学指導
各小中学校には、学区に居住する障害児の就学上の指導及び助言を
行う「就学指導委員会」が設けられています。障害の種類、程度、
保護者の意向等の諸条件を考慮して、どのような教育を受けさせる
ことが最も適切であるかを検討し、適正な就学指導を行っています。